2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧
⚫︎昨日の日記に、『夏目漱石 美術を見る目』(ホンダ・アキノ)という本を紹介している動画について書いた。夏目漱石の書いた「美術評」についての本だという。本を読んでいないので、動画で著者自身が語っているのを聞く限りで察せられるということだが、漱石…
⚫︎デモクラシータイムスで取り上げられていた『夏目漱石 美術を見る眼』(ホンダ・アキノ)という本がとても面白そう。漱石の小説に美術作品がたくさん出てくるのは誰でも知っているが、漱石は朝日新聞に「文展」についてなどの「美術評」を書いてもいた、と。…
⚫︎VECTIONの会議できくやさんに教えてもらった「市場規模マップ」というのがちょっと面白い。無関係な業種が、ただ「市場規模がほぼ同じ」というだけで並列的に四つ表示される。たとえば、「出版」と「トップバリュ(イオンのプライベートブランド)」の市場規…
⚫︎『燃えつきた地図』(勅使河原宏)。前半は無茶苦茶おもしろかったけど、後半はちょっとだれたかなあ、と。あと、物語の展開(理路というか、構造というか)がけっこう容易に把握できてしまえるので、予想していたような迷宮感がほぼなかったなあ、と。60年代…
⚫︎『愛と平成の色男』(森田芳光)。なんとなく観始めて、最後まで観てしまった。バブル最高潮の平成元年(1989年)公開の映画。 面白かったとまではいえないが、思ったよりも嫌な感じはしなかった。当時の石田純一のパブリックイメージをそのままなぞっただけの…
⚫︎『1999年の夏休み』(金子修介)。40年ぶりくらいに観る機会を得た。 決して素晴らしい傑作とはいえないし、クオリティが高いともいえないが、「こう」でなければならない何か、「こう」であることでしか実現できない何かを確実に実現してしまっている作品だ…
⚫︎U-NEXTで、『WALK UP』(ホン・サンス)。タイトル、そのまんまの映画だった。 いつものホン・サンスといえばそうなのだが、しかしホン・サンスの映画がこんなにオシャレでいいのか、とは思った。初期ジム・ジャームッシュかと思うほどにモノクロの撮影が美…
⚫︎『バイバイ、サンタクロース 麻坂家の双子探偵』(真門浩平)。これはすごかった。好きか嫌いか、あるいは、この作品を「良いもの」と言っていいのか、という点については保留したいが、とにかく、すごいことは間違いない。ミステリの特殊進化の最突端は、こ…
⚫︎後期クイーン的問題について書かれた『現代本格ミステリの研究 「後期クイーン的問題」をめぐって』(諸岡卓真)という研究書が2010年に出ているのか。目次を見ると面白そうで、気になるが、定価なら買えるが、すでに定価で買えるところはなく、Amazonのマー…
⚫︎昭和の良い側面として「ゆるさ」がある。元来、お笑いとは、下の動画のように「ゆるい」ものだったのではないか(動画は、1989年/昭和64年/平成元年放送のもの)。東京コミックショーは、ぼくが子供の頃から頻繁にテレビに出ていたが、いつもこのネタで、こ…
⚫︎割合と新しめの日本のミステリで、これは面白いのではと目をつけて読み始めた本が、今ひとつで、この先面白くなりそうな可能性も低いと判断し、途中で読むのを辞めてしまった、というのが二冊続いた(衒学趣味の薄っぺらさが作品の骨子にまで影響している感…
⚫︎梅とはっさく(追記、はっさくじゃなくて、甘夏みたいだ)。 ⚫︎金柑。
⚫︎『名探偵に甘美なる死を』(方丈貴恵)。これは面白かった。ミステリをあまり読んでいない「にわか」が言うのも変だが、おそらく現代日本ミステリの一つの達成を示すような作品なのだと思った。こういうものがあるから、たまにミステリを読みたくなる。 ただ…
⚫︎何か面白い最近のミステリはないだろうかといろいろ調べているうち、『知的ジャンクフード 非王道ミステリと糞世界の嗜み』というタイトルの本が書けないだろうかという妄想が湧く。真っ当な哲学や芸術の裏で、罪悪感と共にこっそり食べる悪魔的魅惑の香る…
⚫︎『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(相沢沙呼)を読んだ。まだ、ミステリ読みたい熱は続いている(感想を書くまでもないな、と思った本を間に何冊か読んだ)。とても評判の高い小説で、2019年度のミステリランキング五冠獲得とWikipediaには書いてあるし、多くの読…
⚫︎人間は誰でも、多かれ少なかれ(さまざまな異なるあり方で)気持ち悪い。気持ち悪くない人などいない。他人の気持ち悪さをどの程度受け入れられるか(許せるか)ということが、そのまま、自分の気持ち悪さをどの程度肯定できるのかということに繋がるのではな…
⚫︎ピアノ ! 。バッハ、モーツァルト、マルタ&ジョルジュ・クルターグ(ついさっきまでまったく知らなかったけど…)。 ・Bach BWV 106 Actus tragicus - Sonatina (trasc. Kurtag) https://www.youtube.com/watch?v=O85lwrca-_c ・Mártának | Mozart: Sonata in…
⚫︎図書館で、予約していた本を受け取ってから、書棚をぶらぶら見ていたら『定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』という本があった。よくある「あらすじだけで読んだ気になる名作」的な本かと思ったら、それはそうなのだが、しかしず…
⚫︎ある「正論(と、みなされているもの)」に対する強い違和感があるとする。この違和感を何らかの形で表明したいと考える。しかし、これを表明すると確実にボコボコに叩かれることが予想される(場合によっては友達を失うかもしれない)。それでもなお表明しよ…
⚫︎河原。
⚫︎「ガンダムNT」は、傑作と言える「ガンダムUC」の一年後の話で、脚本も同じ福井晴敏なのだが、これはあまり面白くない。 「ガンダム」の宇宙世紀シリーズにおいて、ニュータイプという概念は、キーになる重要なものであると同時に、最大の弱点でもある。ニ…
⚫︎金柑。
⚫︎『でぃすぺる』(今村昌弘)を読んだ。これはすごく面白かった。 少し前に同じ作者の『屍人荘の殺人』を読んだ。ぼんやり知識でなんとなく最近話題になっているっぽいミステリを読もうと思って読んだのだけど、読んだ後で、これが2018年の国内ミステリーラン…
⚫︎『翼ある闇』(麻耶雄嵩)、読んだ。今読んでも圧倒される。というか、今だからこそ、か。日記を検索すると、麻耶雄嵩を初めて読んだのは2011年の2月頃で、まず『夏と冬の奏鳴曲』を読んで衝撃を受けて、続けて集中的に何冊も読んだ時に『翼ある闇』も読んだ…
⚫︎図書館で借りた本にポケットがついていて、貸出カードが入っていた(誰も借りてない ? )。 ⚫︎メモ。この本、(まったく未知なので直感でしかないが)なんかすごく面白そう。 www.tsukiji-shokan.co.jp
⚫︎川村記念美術館が終わる前に、もう一度行けるだろうか。 川村のロスコルームを、ぼくはロスコとしては決して良い作品だとは思わない。というか、批判的ですらある。ロスコは、本来あんなに深刻ぶったり、神秘ぶったりする作品を作る作家ではなかったはずだ…
2025-02-02(日) ⚫︎小学館がやっている「P+D BOOKS」というレーベルがあることを今まで知らなかった。ちょっと古めの昭和の小説を、ペーパーバック版と電子版とで安価で販売するというシリーズ。10年前からあるらしい。 pdbooks.jp 高校生の時、日野啓三とい…
⚫︎現在の日記ブームについて、ぼくから言えるようなことは何もないが、それで思い出すのは、25年前にも日記ブームがあったということだ。90年代終わりから2000年代初めのインターネット初期において、インターネットといえば、まずはウェブ日記と掲示板だっ…