2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧
●「コタキ兄弟と四苦八苦」、第8話。なんとも味わい深いいい話だったので、録画したものを三回つづけて観てしまった。リアルな話やシリアスな話ではない、軽いコメディだからこそ成り立つ、とても「いい話」。このドラマ、当初から観ていて、なかなかエンジ…
●はじめて古井由吉を読んだのは二十歳前後くらいだったはずだから、今のぼくは、ぼくがはじめて古井由吉を読んだ時の古井由吉と同じくらいの年齢だということになる。三十年とちょっと前。 (手元にある、福武文庫版『槿(あさがお)』には、1988年7月11日第1刷…
●東野幸治のYouTubeラジオを聞いていたら、一番好きな日本映画が『家族ゲーム』(森田芳光)で、ほかにも好きな映画として『セーラー服と機関銃』(相米慎二)、『台風クラブ』(相米慎二)や、『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』(押井守)などを挙げてい…
●フィロソフィーのダンス、メジャーデビューなのか。推しグループである(にわかで在宅だが)、sora tob sakana、CY8ER、フィロソフィーのダンスの三つが、みんなメジャーレーベル所属となって、いわゆる「地下アイドル」ではなくなってしまっている。 ネクス…
●『映像研には手を出すな!』、8話。今回のキーポイントは「箸の持ち方」だろう(実はぼくも水崎氏と同じ交差箸だ)。今回において、アニメ内現実とアニメ内アニメ(虚構)との境界を踏み越えているものは、水崎氏の(間違った)箸の持ち方であり、水崎氏の(特徴的…
●豊田市美術館で岡﨑乾二郎「視覚のカイソウ」。四時間くらいかけて会場を三周したところで体力的な限界がきて離脱する。夢中で観ていたから気がつかなかったが予想以上にぐったりしていた。さらに、豊田市駅の直前まで歩いたところで、メガネをロッカーのな…
●夜になってから、豊田市に向けて出発。豊田市駅周辺で一泊して、翌日は朝から豊田市美術館の岡﨑展の最終日に滑り込む。名古屋までは新幹線だが、名古屋駅から豊田市駅までの行き方がなかなかややこしくて、連休中の名古屋駅の雑踏のなかでしばらくの間途方…
●「コタキ兄弟の四苦八苦」7話。ゴミ屋敷とセルフネグレクトの話。これはぼくにとってまったく他人事ではない。そして、セルフネグレクトの最初のきっかけは、しばしば他者からの圧迫にある。ここでは、近所の「ゴミ出しにうるさいおじさん」による圧力がき…
●ふと思ったのだが、アニメの高畑勲版「アルプスの少女ハイジ」のハイジがもし現代の日本で実在したとすると、おそらくレジェンド(小日向由衣)みたいな感じなのではないか。 まんぼう×ヨネコ×レジェンド3マン ~ #あの夜再び 吉田豪x桐原ユリxヨネコx小日向…
●『映像研には手を出すな!』、7話。「水の表現」(お茶、雨の様々なバリエーション、風呂場でのあれこれ、雨で水が増す川の表情、その流れ、等々)があたかも裏テーマであるかのように充溢していたのは、この回が「水」崎氏を中心とした回だからなのだろうか…
●今日、そこで。
●U-NEXTで『海獣の子供』を観た。自宅のPCで観ている時点で(絵的にも音的にも)表現力が半減してしまっていると思うのだが、それでも、よくこんなものをつくったというくらいすごいことになっていた。まず、五十嵐大介の絵がちゃんと動かせているというだけで…
●「コタキ兄弟の四苦八苦」6話。とうとう「きた」という感じ。これまで、1話完結のドラマの背景的設定だと思われていた部分(とはいえ、たんなる背景ではないということをちらちらと匂わせてはいたのだが)を、くるっと反転させて話の中心にもってくる。しか…
●猫舌SHOWROOM「豪の部屋」は毎週たのしみに観ているのだが、ゲストに、ゆうこすとかぁぃぁぃのような意識高い系の人(雑な括りだが)が出てくる回だと、どうしても苦手意識のようなものを感じてしまう。そして、YouTubeで、過去の、絵恋ちゃんとかコショージ…
●本が届いた。この二冊で、税込みで約一万円…。 こちらは、お金がないのでやむなく図書館で借りた。こちらも買うと、二冊で税込み約一万円になる。人文書は一万円で二冊しか買えない。
●メモ。ルゴーネスの新訳の短編集(大西亮・訳『アラバスターの壺/女王の瞳』)から、「円の発見」の一部を引用。 (ガルシア=マルケスなどとは根本的に異なった、ルゴーネス、ボルヘス、ビオイ=カサーレスといった、南米文学の童貞的---独身的と言うべきか---…
●U-NEXTにあったので『嵐電』(鈴木卓爾)を観た。ぐいぐいと押してくる感じの『ジョギング渡り鳥』とはちがって、思いの外さらっとした感じだった。 最初のシーンで、駅に「行き違い駅」という看板が立っていて、これはわざわざのこの映画のためにつくったの…
●メモ。下にリンクした小鷹研理さんの「Merge Nodes」(Joe Hamilton)をめぐるテキストは、ぼくには、コーリン・ロウ(+ロバート・スラツキイ)による「透明性 虚と実」のバージョンアップ版のように感じられた。 「主空間」の座をめぐる闘争、奥行きの階層、…
●忙しいというより、頭のなかに大きく占めるものがあり、頭に余裕がないのだが、ときどきは気分を変えるために、最近出たあたらしいルゴーネスの翻訳をちょっとずつ読んでいる(一篇がとても短いし)。面白い。 以下、「死んだ男」より一部を引用。 《「わたし…
●『映像研には手を出すな!』、6話。今回はがっつりとプロデューサー回で、金森氏の敏腕ぶりがしっかり示されていて面白かった。 ●読む、読む。
●最近は、三色以上のボールペン(擦ると熱で消えるやつ、主に、オレンジ、水色、緑、紫を使うことが多い)と、二色のラインマーカー(こちらも消せるやつ、蛍光イエローと蛍光ピンク)がないと本が読めない。特別な部分を拾い出すというより、視覚的には平坦なラ…
●豊田市美術館の岡﨑乾二郎展は、二月の上旬のうちに行こうと思っていたのだが、月の終わりに、終盤ギリギリで駆け込む感じになってしまいそうだ。 ●『コタキ兄弟の四苦八苦』、五話まで観た。面白くなくはないけど、ずっと助走の状態がつづいていてなかなか…
●夜。トイレの扉をあける。トイレの灯りをつける。扉の前でスリッパを脱ぐ。それらをそのままにして、近所のコンビニまで買い物に行く。「トイレに入ろうとするわたし」から「わたしの身体」がこぼれ落ちる。自分の存在の幾分かをトイレの扉の前に残して、幾…
●今日、そこで。
●今日、そこで。
●最近は、毎週月曜にアップされる「ゆっきゅんと絵恋ちゃんのやってこれなんです」を、とてもたのしみにしている。 第21回「逆してあげる状態」ゆっきゅんと絵恋ちゃんのやってこれなんです https://www.youtube.com/watch?v=ZixqZWEMfCc この話、すごくよい…
●『映像研には手を出すな!』、5話は良かった。アニメ内現実とアニメ内虚構との関係やバランスが、こんな感じだったらぼくにも受け入れられる、という感じだった。 それにしても、「金森氏」はなんと優秀なプロデューサーだろうかと思う。オタク系、クリエー…
●一月に撮った写真。
●RYOZAN PARK巣鴨で保坂和志の小説的思考塾vol.8。今回は「描写」について。 とても興味深かったのは、保坂さんが小説における描写を「身振り」や「居ずまい」のようなものだと考えているところだった。今、しゃべりながら、このような身振りをしている。し…