2020-02-07

●夜。トイレの扉をあける。トイレの灯りをつける。扉の前でスリッパを脱ぐ。それらをそのままにして、近所のコンビニまで買い物に行く。「トイレに入ろうとするわたし」から「わたしの身体」がこぼれ落ちる。自分の存在の幾分かをトイレの扉の前に残して、幾分か抜け殻になった身体が買い物にでかけていく。買い物をしながらも、トイレに入ろうとする姿勢で扉の前にいるような気がしている。幽体離脱の初歩的な練習。