2023/07/17

⚫︎ふと思い出したので覚え書き。先週の保坂さんとの対談で山下さんが、演劇をやっていて、大嫌いな奴を演じさせると、誰でもがすごくうまく演れる、自分としても、大嫌いな奴をフィクションのネタにできると、それによって少し許せた感じになる、実際に会うと変わらず大嫌いだが、そこには一つの許しが成立している、それが演劇をやっていてよかったと思うことの一つだ、ということを言っていた(だいぶ意訳です)。これは、フィクションのすごく重要な効能の一つだと思う。