●せめて元日くらいはアルコールを摂取しないようにしようと思った。でも、その分、コーヒーの量が増える。前に、コーヒーの量を減らすために、ノンカフェインのハーブティーティーパックを買ってきて、二杯に一杯はこっちにしようと思ったのだが、ハーブティーでは何かパンチが足りなくて、結局またすぐ、コーヒーに手がのびてしまうのだった。インスタントだけど。
(今年の目標は、アルコールの摂取量を半分くらいに減らすこと。でも、この目標はかなりハードルが高い。)
●飲酒がないと、食事があっという間に終わってしまう。年越しそばの残りと、くず野菜と豆腐と豚肉の鍋(百均で買った小さい土鍋で)。
●年末から少しずつ『電脳コイル』を観直していて、昨日の夜中から今朝にかけて、18話から26話まで(DVDで最後の三本分)をまとめて観ていた。この作品は出だしがいまひとつな感じで、10話くらいからようやく面白くなる。というか、10話くらいからが『電脳コイル』だ、という感じ。
●昨日、調べものをする必要があって、大晦日のネットカフェに二時間くらいいたのだが、ひどく空気が乾燥していて、ずっと、少しずつ飲み物をちびちび口にしていなければ居られない程だった。こんなところで誰かがインフルエンザになったら、すごい勢いで感染するだろうなあと思った。
●今年になって最初に読んだ小説は、ムージルの『三人の女』。
●いつもの喫茶店で、ゲラの直しをしこしことする。
●図録を送った方からお礼にと頂いた、ブルーノ・ガンツヘルダーリンを朗読するCDを聞く。
●テレビでたまたまみかけた、タカ・アンド・トシ(どっちがタカでどっちがトシだか知らないのだが)の、ツッコミの人の、ボケの絶妙な拾い方に、コンビとはこういうものなのかと感心する。「北海道のダルマは手足が生えていて、ちょこちょこと動くんです」「それ蟹だろバカヤロ」。このボケをそんなに瞬時に拾えるとは。こんな細かいネタ、事前に打ち合わせしているとは思えないし。
●去年、観られて本当によかったと思ったもの(今、パッと思いつくかぎりで)。神村恵カンパニー「配置と森」(横浜STスポット)。モーリス・ルイス展(川村記念美術館)。利部志穂展(なびす画廊)。宮崎駿崖の上のポニョ」(歌舞伎町スカラ座)。チェルフィッチュ「フリータイム」(六本木スーパーデラックス)。あと、ポジティブな意味でもネガティブな意味でも強烈だったのが、FICTION「しんせかい」(新宿シアタートップス)。みんぱく(万博記念公園内)の衝撃と、一心寺(天王寺駅ちかく)のお骨仏の白々しいまでの白の印象も忘れ難い。
●12月に、二名の(別々の)海外に在住している日本の方からメールをいただいた。これはもっと前なのだが、日本語を母語にしているわけではないけど、日本文学を研究しているという方から日本語でメールを頂いたこともあった。こういう、想定外のところからの応答が、インターネット(で日本語で書くこと)の数少ない「希望」の一つのように思えた。
●明日から実家に帰っているので、三、四日、更新をお休みします(帰省前に冷蔵庫のなかの塩鯖を食べてしまわないと)。