●今年に入ってはじめて観た映画が『亀』(池田将)だったことは幸運だった。最近は、映画についての関心ばどんどん薄くなってきていて、映画館には『ポニョ』以来行ってなかったし、DVDやビデオすらほとんど観なくなっていた。年末に、ソクーロフを観ようと渋谷に行っても、結局観なかったし。だいたい去年は、黒沢清の新作を見逃しているのだった。「映画」という枠組みが強いるものが、ぼくにはほとんどどうでもよいものとしか感じられなくなっていた。でも、『亀』のような良い作品を観ることが出来て、映画の面白さを、また改めて思い知らされたように思う。
今日、出先から帰って来たら、展覧会の図録を送った方からのお礼として、ソクーロフの『チェチェンへ アレクサンドラの旅』のパンフレットが送られてきていた。それをパラパラとめくっていて、やはりソクーロフは観たいと思えてきた。それと、昨日と一昨日の日記を読んだ方から、『亀』の撮影を担当した柏田洋平という人のつくった『ヒネモステ』という映画がとても面白くて、きっと気に入るだろうというメールをいただいた(『亀』の撮影は素晴らしいので、きっと面白いのだろう)。昨日、ひさしぶりにDVDで『ビーバップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌』(那須博之)を観て、あまりに面白くて、とても幸福だった。多分、こういう流れには乗っといた方がいいのだろう。少しは、映画を観ていこうかと思う。とはいえ、そのためのお金がないのだった。