●ほとんど昨日と同じ。ひたすら原稿を書く。一万八千字弱くらいまで行く。あと一息。昨日の夜中から今朝まで書いていて、朝、寝る前に頭のモードを切り替えるために、しょぼしょぼした目で、散歩がてらに駅前のコンビニまでいった。まだ、六時にもなっていないのに、駅へと向かう道には、何人もサラリーマンが歩いていた。工務店の前のライトバンに、作業着姿のお兄ちゃんたちが荷物を運び込んでもいた。朝だ。葉っぱだけになった紫陽花に、花だった名残りがちょっとだけつっくいている。ほとんど車の来ない道路で、信号待ちで立ち止まって、ぼんやりと曇った空を見上げる。コンビニで野菜ジュースを買って、歩きながら飲む。ああ、今の自分にはこれが必要だったんだ、と思う。