2010-12-15から1日間の記事一覧

●昨日も書いたけど、『赤の他人の瓜二つ』(磯崎憲一郎)では、書き出しを読んだ時に予想する方向へは、小説は展開していかない。あの書き出しは何だったの?、という展開で、いわば書き出しは投げっぱなしで放置される(だいたい、書き出しの「私」が誰のこと…