2012-10-29から1日間の記事一覧

●黒田夏子「abさんご」(「早稲田文学」5号)はけっこう面白かった。とはいえこの小説は、「選評」で煽られている程には突飛でも難解でもなくて、(非常に強いクセはあるものの)むしろオーソドックスでクラシカルな味わいをもつような種類の作品だと思っ…