●天気予報が真冬並みの寒さだと報じ、実際とても寒いのだけど、それでも、いつの間にかもう、冬という気分ではなくなっているのに気づいた。それは、花粉が飛んでいるからというのもあるのだろうが、おそらく光の感じが随分と変化していることが大きいのだと思う。日が長くなったというだけでなく、光の射す角度が違う。それと、一番違うのは晴れた日の空の色で、青から厳しさがなくなり、緩い感じになっているし、雲のかかり方も、どことなくぼやけた調子だ。花粉と言えば、去年あたりから花粉症の症状が軽くなっているみたいだ。花粉に反応して、目がかゆくなったり、鼻がグスグズしたりはするのだが、目が腫れたようになったり、鼻水がとまらなくなる程ではない。ただ、寝起きの時とか、場所や空気がかわった時に、症状が一時的に強く出て、しばらくして落ち着く。部屋の中から外へ出た時は当然なのだが、外から室内へ入った時や、電車に乗った時、あるいは屋外でも場所を移動した時なども、反応する。あと、一番ひどくなるのはアルコールを摂取した時で、酔っぱらうともう、涙と鼻水が垂れ流しで、鼻が詰まって口でしか呼吸できなくなり、薬も何も効かなくなる。(一昨日アトリエに撮影に来た末正さんがマスクをしていたので、ぼくは去年くらいから症状が軽くなったんですよという話をしたら、末正さんは毎日ネットで花粉の飛散量をチェックしているそうで、いや、今年はまだ気温が低いからあまり飛んでなくて、これからどっとくるから油断しない方がいい、薬ちゃんと飲んでますか、飲んだ方がいいですよ、と突っ込まれ、釘をさされたのだったが。)