●お知らせ。明日、8月30日付けの「東京新聞」夕刊に、東京ワンダーサイト渋谷でやっている「トーキョー・ストーリー2013[第3章]私をとりまく世界」展の、池田剛介の作品について書いたレビューが掲載される予定です。この展示については14日の日記にも書いていますが、それとはちょっと違う角度から書いています。
http://d.hatena.ne.jp/furuyatoshihiro/20130814
●木枠に麻布を張って、水で溶いたジェルメディウムを三層くらい塗って目止めをして、その上にナイフで壁を塗るみたいにして、適度に表面が荒れる感じでモデリングペーストを三〜四層のせたものの上に、透明水彩で絵を描くということを最近しているのだけど、これだと、見るからに支持体としての強度に問題がありそうで、今まで作品の保存性とかほとんど考えたことなかったのだけど、これはもうあまりに脆そうな感じで、どうしたものかと思わないでもない。
モデリングペーストの「白」の隠ぺい力はそれほど強くないので、「完全なフラットではなく白の強さにムラはあるものの麻の目はちゃんと隠れている」くらいの感じにするためには三層くらいはのせる必要があるけど、そうなるともうかなり盛っている感じになって、これはヒビとか大丈夫なのかなあと不安にもなる。
でも、モデリングペーストの、石っぽい冷たさと脆そうな感じが気に入っているのだけど。