2019-12-30

●絶対に自分が好きに決まっている改めて映画を観ることで、映画を観られるようになろうとするリハビリ中。

『ring my bell』(鎮西尚一)をDVDで。自分が絶対好きだと分かっているものを選んで観ているので当然といえば当然なのだが、すばらしかった。

(『スリップ』---DVDソフトのタイトルは『み・だ・ら』---や『ring my bell』を、もっと多くの人が観られるようにするには、どうすればいいのだろうか。)

●下のリンクは、最初に『ring my bell』を観た時の感想。そこには、《終盤の残り二十五分くらいで、ここまで来て、三角関係の軋轢みたいのとか、ドラマっぽいことをはじめちゃう必要があっただろうか》と書いてあるが、今回観て思ったのは、その部分があるからこそ、青春映画として素直に観ることも出来る作品になっているのだと思った。

https://furuyatoshihiro.hatenablog.com/entry/20110528

●そしてまたすぐ借りてきて、繰り返し観たのだった。

https://furuyatoshihiro.hatenablog.com/entry/20110530

https://furuyatoshihiro.hatenablog.com/entry/20110531

https://furuyatoshihiro.hatenablog.com/entry/20110601

(ぼくはアンチベストテン主義者---「ベストテン」という形式で作品を評価することに対して否定的---なのだが、過去に2011年の一度だけ「映画芸術」の年間ベストテンに参加したことがあり、その時に、アンチベストテン主義者として、三本のベストワンを選ぶということをやった。十本という決められた数の作品を順番に配置して示すという行為は、作品に対する評価というより、たんに評者が「自分のポジション」を示そうとするマウンティングとしか思えない---しかも、あらためて決められたフォームのなかでのマウンティングだとしか思えない---から。だから、最も良かったと思う作品が(たまたま)三本あった、という形にした。一位が三本、以上…、と。だけど、それはやってはいけないことだったようで---自分でも、そんな半端なことをするなら参加すべきではなかったと後から反省したのだが---その後一度も「映画芸術」からベストテン参加の要請はない。)

(その時に選んだ三本のベストワンは、鎮西尚一『ring my bell』、堀禎一魔法少女を忘れない』、いまおかしんじ『若きロッテちゃんの悩み』。)

●鎮西さんの映画は、現状、アクセスするのがとても難しくなってしまっている。Amazonでも『ring my bell』のDVDは品切れになっている。ただ、FANZAの成人作品として、『女課長の生下着 あなたを絞りたい』、『ザ・ストーカー』、『ring my bell』を配信で観ることができる。

(『女課長の生下着』、『ザ・ストーカー』、『ring my bell』の三本のうち、ピンク映画は『女課長の生下着』だけで、『ザ・ストーカー』と『ring my bell』はR15指定ですらないはず。)

(ちょっと前まで、YouTubeに『パチンカー奈美』が違法アップロードされていて、観ることができたのだけど---これもすごく面白かった---今はもう削除されている。)

●そして、また撮ってほしい。