●noteに、「自作自演の眼差しと身体/クリント・イーストウッド『許されざる者』以降(92年から09年まで)の自作自演について」というテキストをアップしました。
https://note.mu/furuyatoshihiro/n/n6560260033fa?creator_urlname=furuyatoshihiro
もともとのタイトルは「自作自演の眼差しと身体/クリント・イーストウッド『許されざる者』以降の自作自演について」というものなのですが、これを書いたのが2009年で、『許されざる者』(92年)以降といっても、2009年までの映画しか扱っていないので、タイトルにちょい足ししました。初出は、「ユリイカ」2009年5月号(特集・クリント・イーストウッド)です。
まずは何よりイーストウッドの映画について考えるテキストなのですが、改めて読み返してみると、今、「幽体離脱」という言葉で考えているようなことに近いことを、カメラの後ろと前との両方に同時にいる(自作自演=監督であり主演俳優であること)とはどういうことか、という形で考えていて、このくらいの時期から、現在のフィクション論につながることや、「幽体離脱」をなんとなく意識しはじめている感じがします。