●一時、落ち着きつつある感じもあったけど、またちょっと余震が活発になってきた。旅行に行きたい、西の方へ行きたいという気持ちが強くなる一方、この「揺れ(余震)」が一通りおさまるまでは「ここ」を離れたくないという、自分でもよく分からない妙な感情があることを発見して驚く。災厄への癒着のような感じなのだろうか。最初の大きな揺れの時に、上から落下して床に散らばった本は、ほぼそのままの状態でまだ散らばっている。片づけようがない、これらの本はまた再び高いところに積むしか納まりどころがないのだがそれがまた落ちてきたら怖い、ということもあるけど、まだ今は、それを整理しちゃいけないのではないか、まだ整理する時ではないのではないかという気持ちもあるみたいだ。制作中はアトリエを片づけてはいけない、みたいな、そんな感情だろうか。