●夕方、近所をふらふら歩くだけで限りなく気持ちがいい。五月。
●こんな映画があるのか。『スライ・ストーン
http://www.curiouscope.jp/SLY/index.html
●先日、ペンローズの話をしていて、『心の影』を読んでおこうかと思って検索したら、出版社では品切れ、「日本の古本屋」では英語版しか出てこなくて、アマゾンでは(二巻本のうちの一巻だけで)一万二千円を越えていた。
(『皇帝の新しい心』と違って、けっこう薄い本なのだけど…)
コレクション的な価値をもつ希少本とか、美術・工芸的な価値のある本とかいうならともかく、現役でバリバリに読まれるべき本の値段が常識に外れて高騰してしまってアクセス出来ないという事態はどうにかならないだろうかと思う。
これから、人工知能にかんする事柄が社会的にも大きな関心を集めるようになると思われ、だとすれば、ペンローズの『皇帝の新しい心』や『心の影』は、(「量子脳」は微妙だとしても、少なくとも万能チューリング機械の停止問題と人間の意識とを絡めている部分については)様々な場面で参照されると思われる本だと思うので(批判的にであれ、なんであれ)、実は今は「売り時」なのではないかとも思うのだけど、重版とか文庫化とかないのかなあ、と。