フェイスブックで掬矢吉水さんが紹介していた、素因数分解を可視化する動画に見入ってしまう。
http://www.datapointed.net/visualizations/math/factorization/animated-diagrams/
前に『虚数の情緒』という本を読んでいた時(読み終わってないのだけど)、数というのは無機的なものではなく一つ一つ違ったキャラがあるもので、それは素因数分解してみると分かる、というようなことが書いてあって、けっこう衝撃的だったのだけど、こうやって可視化されるとそれがよりはっきり分かる。
それと同時に、これが無限につづくのかと思うと恐怖もある。
(無限、というか、とりとめのない事柄に対する恐怖がぼくには昔からとても強くある。子供の頃、おそらくパッキンの劣化のせいで水道の蛇口から水が止まらなくなったことがあって、でももう遅い時間で、昔の業者は早い時間に仕事を終えて時間外は働かないので、次の朝まで水が流れっぱなしということになり、その「水の流れを止めることができない」というだけの事実が、ぼくには耐えがたいくらいの恐怖だった。なるべく、そのことを考えないように、考えないようにするのだけど、それでも思い出してしまって、いてもたってもいられなくなったのを憶えている。)