●ふと思ったのだけど、Suchmosの新鮮さというのは、都会的オシャレ音楽でありながら、あからさまにトライバリズム的な香りが強い(地元の男友達バンド)という、一見矛盾するような意外な組み合わせから来ているのではないか。例えば渋谷系は、ホモソーシャル的(音楽マニアの男の子)ではあっても、トライバリズム的ではなかった。
(ストリート系とオタク系の大きな違いは、リア充云々というより、トライバリズムの有無と言えるのか。)
佐々木敦さんのツイッタ―にあったリンクをなんとなくクリックしたら、MV含めてすごくかっこよくてビビった。Meiso "丑三ツ" feat. Kuroyagi, MA$A$HI
https://www.youtube.com/watch?v=TLI4qFGm2HY
これを聴いて、まったく知識はないのだけど、YouTubeの関連動画を頼りに日本語ヒップホップっぽいものをいろいろ聴いてみると、短時間でざっと雑に眺めただけでも好みのものが沢山あった(Meisoや8th Wonderからはズレていってしまったけど)。このジャンル、まったくノーチェックだったけど、ハマるかも。
jjj 「windu」/ BLACK FILE exclusive
https://www.youtube.com/watch?v=h_dXj_jhFis
KID FRESINO - Salve feat. JJJ
https://www.youtube.com/watch?v=nlCQZ4jdEc8
SIMON「Eyes feat. IO & RYKEY」
https://www.youtube.com/watch?v=wrkqgGVl9OA
MUTA - "Weather ft.jjj,Baccas"(prod. by jjj)
https://www.youtube.com/watch?v=1sTHFlTMDos
Reebok CLASSIC X KANDYTOWN [GET LIGHT]
https://www.youtube.com/watch?v=tRdY4s_2D88
●軽く調べてみたら、上にリンクした(「丑三ツ」以外の)五曲のうち四曲は、jjjという人がトラックをつくったらしい(動画にもいっぱい映っている)。下のリンクはjjjのインタビュー、「ビートがつなぐリアルとヴァーチャル」
https://i-d.vice.com/jp/article/music-jjj-interview
《俺がトラックを作るうえで考えているのは、いかに自分を飽きさせないかということ。30分で1話完結するアニメがそうであるように、トラックもフリとオチが大事だと思うんですよ。キックドラムで振ったら、スネアドラムで落としたり、1小節目で派手に出した上ネタを2小節目のケツでぎゅっと締まった音で閉じたり、その色んなパターンと緩急で、曲全体の起承転結やストーリー性を持たせようと常に意識しています》
●こうなると唐突に「日本語ラップ批評ナイトVol.2」が気になってくるけど、この日はICC谷口暁彦さんのアーティスト・トークにゲストで出る日だから行けないなあ。
http://peatix.com/event/236868