●「黄泉の国からの脱出」のような夢を見た。途中で、これはあきらかに夢だと気付いたのだが、ということは、自分は今、病院のベッドで昏睡状態で寝ていて、この夢から脱出できないと死んでしまうのではないかという恐怖が生じた。必死で脱出を試み、なんとか成功するのだけど、一緒に、たくさんのあの世の者たちをつれてきてしまった、というオチだった。そして、目が覚めたら随分と寝過ごしていた。
夢の舞台は、通っていた中学の感じと、ジャングルのなかのアジア的な寺院の感じが混じったような複雑で面白い空間で、そこにぼくは中学生として存在していた。でも、自分が中学生として存在していることへ違和感を覚えたことから、これは夢なのではないかと勘付いた気がする。そこが「冥界」のような場所であると思ったのは、アジア的寺院のイメージがかなり強烈だったからかもしれない。面白く、魅力的な空間だったので、ずっとそこに居たいとも感じたのだけど、ずっとそこにいるのはヤバいのではないかという恐怖が勝ったのだと思う。