●両国のアートトレイスギャラリーで、HO×RN(小野弘人×西尾玲子)「遠回りの作法―ミース・オン・ザ・グラウンド」のトークイベント「絵画の透明性・建築の透明性」(小野弘人・西尾玲子・上田和彦・古谷利裕)の二回目。ぼくは、以下の作品について話しました。
一回目はベタに近代絵画マニア的な内容でしたが、今回の(ぼくにとっての)テーマは、(18日の日記にも書きましたが)二つ以上の矛盾する像(空間)の並立(≒虚の透明性)という概念を拡張して、それを見る主体の分裂(幽体離脱)、さらに、その分裂された主体の再統合のために要請される「新たな時空経験(バイロケーション)」についてでした。
(「あなたは今、していますA3」については実際に体験していないので、あくまで想像として話したのですが。)
#人体の幾何学的転回
— 「」kenrikodaka (@kenrikodaka) 2022年11月27日
《あなたは今、しています A3》 pic.twitter.com/05mWGh9swu
「荒川修作の実験展 見る者がつくられる場」展覧会図録より