朝、6時前に目が覚めてしまう。
7時前に電話があった。何を話したかはナイショなーのーさぁーっ。(バカ)
10時前に家を出て、10時半過ぎにアトリエ到着。画廊へ持って行く作品を最終的に10点に絞り、梱包する。11時過ぎに作品を運送屋に引き渡す。多分10点全てを展示することはできないだろう。あとは、画廊で実際に並べながら決める。
家に帰って、少し仮眠。3時前に家を出て銀座へ。
電車のなかで、昨日のライブの興奮も冷めぬままカン・テーファンのCDを聴く。郊外(いなか)に住んでいるぼくにとって、都心までの長い移動時間は、本を読んだり、音楽を聴いたり、ぼーっと、考え事をしたり、眠ったりするための重要な時間なのだった。
それにしてもカン・テーファンの音はCDで聴いてもゾクゾクします。なんて言うのか、心臓に直接くる、というか、脈拍や呼吸のリズムの変化を強いるような感じ。姿勢を正すように、呼吸を正すことを強いられ、心臓が圧迫されるというか。それでいて、他のものを排除するという感じはあまりなくて、イヤホーンのなかにまで混じり込んでくる電車の振動音を、それほど邪魔とは感じさせない。結構、イイ感じで混ざったりする。
呼吸や心拍に、ある種の緊張を強いるのは、循環呼吸によるノン・ブレス奏法のせいなのかもしれないけど、そのせいばかりではないだろう。なにか独特のリズム感のようなものがあるのかもしれない、いや、あるように感じる。思いっきり高い音を出して金管をビリビリいわせている瞬間に、ぼくは強烈に『朝鮮半島』を感じるのだけど、だからといって、特別にアジアを売りにしているという訳でもないと思う。
CDでは、たっぷりとソロの演奏が聴けるのだが、今度は是非ソロのライブが聴きたい。
KEY ギャラリーで河野英至・展。塩の作品。塩は熱しても決して気体にならない。塩は浸透性が強い。作品を作っているとき、ずっと塩に触っているので、手の水分や油分がみんな塩に吸い取られて、手が異様にサラサラになる。口の周りがしょっぱくなる。等々。
河野さん、最近随分と働いているらしい。週五日ちゃんと働いていると、休日が貴重なのがよく分る、と言っていた。
ギャラリー現で、搬入及び展示。今澤くんに手伝ってもらう。かなり迷う。途中で、及川さんと田乃上くんが乱入してくる。いろいろ悩んだけど、なんとか上手く納めることが出来たと思う。展示作品、タブロー7点。展示はしてないけど、ドローイングもあるので、興味のある方は是非観て下さい。20時過ぎに、展示完了。ビールを飲む。今澤くんありがとう。ごくろうさまでした。
帰ったら、小暮からメール。シーモンキーを手に入れた、とのこと。
と、いうわけで、月曜(6日)から、展覧会が始まりますので、皆様、よろしくお願い致します。