●昨日からのつづきとして、たとえばマティスの絵(Pink Nude 1935)の下の生成過程で何が起こっているのかを、一枚一枚の変化について考えてみることもできる。ただ、写真はモノクロなので、色の変化があまり分からないという致命的な欠陥があるのだけど。
(たとえば、マティスの「赤い部屋」は、フレームの縁を見ると下の層に緑の広がりがあることが分かる。つまり、前段階に緑の広がりがあり、画面の多くが「赤」く染まったのは制作のある段階であるはずで、そこに何かしらの飛躍があるのだけど、モノクロの写真では、そのような色彩の変化はある程度しか追えない。)
こういうのって、既にちゃんとした詳しい研究があって、下手なことを言うと恥をかく(というか、何を言っても「下手なこと」になることになっている)と思うのだけど、あえて、「絵を描く人」である自分として、解析してみるということはできるのではないか。
画像は、下のリンク先から。
https://majabogdanicblog.wordpress.com/2012/06/03/my-trip-to-the-vancouver-art-gallery/