2021-10-04

●今年もちゃんと、TIF(トーキョー・アイドル・フェスティバル)のプログラムに「スナックうめ子」が含まれていたので安心した。

「スナックうめ子」は、コロナ前は、よゐこ濱口優が主催する「濱口コントサークル」において三ヶ月に一度、そしてTIFにおいて一年に一度(しかし、三日間なので三度と数えることもできる)だけ、この世界に現われる「特別な時空間」だ。

しかし(おそらく)コロナによって「濱口コントサークル」が開催されなくなった今、年に一度だけ、TIFというフェスの内部に発生するだけとなり、その希少性がより増した。

今年も「スナックうめ子」があってよかった。酒井瞳は、活動をタレント中心からトレーナー中心に移行したと聞くし、河村唯は拠点を東京から地方に移したとも聞いた(どちらも確実な情報ではないので間違っているかもしれない)。このままでは「スナックうめ子」という時空間がこの世に発生することがなくなってしまうのではないかと危惧したが(じっさい、「梅酒の休肝日」は消滅してしまったようだ)、TIFという大きなフェスの求心力によって、場の出現が可能となった。

(これも、TIFにおける河村唯酒井瞳の貢献度が、歴史的に高く評価されているからこそなのだろう。)

ただ(これは状況的に仕方がないのだが)、スナックに訪れるアイドルの数という点で、今年はちょっと寂しい感じはあった(同じコロナ禍でも、去年はそんなに寂しい感じはなかった)。それと、もうちょっと「メンテナンス」色が濃くあってほしいとも感じだ。

(「メンテナンス」は、「スナックうめ子」内で結成された、アイドルを卒業した人たちによる縛りの緩いアイドルグループ。)

(「スナックうめ子」も「梅酒の休肝日」も、その存在を知ることができたのはhozonさんのお陰なので感謝しています。)