2022/06/25

●窓や扉をあけ放って入ってくる風を浴びる気持ちよさに気づいてしまったので、暑くてもまだ冷房は入れない。資源ごみに出すために、大量の紙や雑誌、段ボールなどを縄でくくっているだけで汗があとからあとから湧いて出て、ポタポタ紙の上にこぼれる。ぱたぱた扇いで首のあたりに風を送るうちわが手放せない。汗だくになって一日に三回も四回もTシャツを着替えるので何枚あっても足りない。アマゾンで安いやつをまとめて買う。昼間は暑くても夜はまだそれほどではない。夜までもわっとしてきたら冷房に頼らざるを得ない。

●片づけていて出てきたもの。人民元のお札(百元札)。大江健三郎の『水死』について講演した時の原稿が、中国語に翻訳されて雑誌(大学の紀要のようなものなのか商業誌なのかもよくわかっていない)に載った時の原稿料。現金を、茶封筒で手渡しでもらった。原稿料を一方的にさらすことになるので、何枚入っていたのかは、一応、伏せておくことにする。2011年のこと。それから茶封筒に入ったまま、ずっとそのままだった。

 

 

noteにある、下のテキストが翻訳された。

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●片づけていて出てきた、中上健次補陀落」を読んで書き込みをしたもの。文庫本だと書き込みをするスペースがないので、拡大コピーして読む。2012年くらいの頃だったと思うが、ある文芸誌で中上健次についてまとまったものを書かせてもらえそうな雰囲気があったが、結局実現しなかった。その時期に集中的に中上健次を読んでいたので、その時のものだと思う。

 

 

noteにある「岬」論は、その第一稿というか、編集者に「こういう感じのものを書きたいんですけど」とプレゼンするためのデモンストレーションとして書いた(いわばデモ版)。「書きたいことはわかるけど、今、なぜ、中上なのか、という理由が欲しい」と言われた記憶がある。

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