●十二月の末から一月半ばにかけての短い期間に、人前に出て話す機会が四回もある(一つはすでに終わっているが)。トークイベントが三つと、もう一つは大学での講義。ここ数年はすっかり引きこもりモードにあったが、今年は徐々に外に出ていく感じになるだろうか。十二月にはイベントや打ち合わせで都内へ行くことが何度かあり、たまに外に出ていくとやはり楽しくて、引きこもっていることが少しも苦にならない方だが、しかしそれでも、近年この楽しい感じを忘れていたのだなあとは思う。とはいえ、ぼくはコロナにかんしては最大限の防御モードで対しているので、全ては感染の状況をみて、それ次第ということだが。
●31日の23時50分くらいに出て、近所にある、子供の頃の遊び場の一つだった神社に初詣に行くというのが、地元に戻ってからの習慣で、小規模な神社とはいえ、鳥居の前に列ができるくらいには近所の人が集まってくる。例年は神社を管理する自治会の人たちが出て大きな鍋で参拝者に甘酒を振る舞っていたのだが、コロナで3年前からなくっていた。今年はみかんの入った段ボール箱が置いてあって、どうぞ持ち帰ってくださいと声をかけていた。帰って、机の上にみかんを置き、初詣に行ってみかんを一個持って帰るというのも不思議な感じだなあと思う。
