2023/06/13

⚫︎卒業以来一度も会っていないし連絡をとったりしたこともない中学時代の同級生がいきなり夢に出てきた。「あれから十年なんだよな」とか夢の自分は言っていたが、十年どころか四十年だろ、と、目覚めてから自分にツッコミを入れた。

(目覚めてから気づいたが、夢の中で認識していたその同級生の名前と、実際の名前とが、近いが微妙に違っていた。)

その夢のつづきに祖母も出てきた。亡くなって七年経つ祖母が夢に出てくるのも随分と久しぶりだ。舞台は建て直す前の実家で、三、四日の旅行で家を空けて帰ってくると、祖母が、自分の部屋の床を畳敷きからピカピカに輝く市松模様の綺麗なフローリングに張り替えていた。八畳のうち、隅に二畳分くらい畳が残っている。前からやってみたかったのだけど、このタイミングで思い切って工事を入れたと祖母は言った。ぼく宛に来ていたなんということもないDMを持ち出してきてぼくに示し、お前は何か深刻な厄介ごとに巻き込まれているのではないかと祖母は心配している。