2024/03/06

⚫︎連続講座の第一回である前回のマティスピカソ回は、スライドが200枚ちょっとで三時間くらいだったが、今回は、桂離宮の庭園にかんするスライドだけで250枚くらいになった。

(今のところ、論文「透明性―虚と実」の解説→論文外の具体例の提示→セザンヌの作品の分析→小津安二郎成瀬巳喜男の特定場面の空間分析と比較→桂離宮庭園回遊について、という流れで――これらすべてに関連がある――スライドが約400枚になっているが、これでも、やろうと考えていることのまだ半分くらい。)

(追記。スライドをパラパラまんがみたいに使っているところがあるので枚数が増えてしまっているということでもある。)

とはいえ、桂離宮については、(柄沢さんへの恩返しという意味でも)ちゃんと考えないといけないとずっと思っていたので、この講座を機会にして、その第一歩に手をつけることができた感じ。

(追記。桂離宮は、庭園だけでなく、書院群の建築の外観も超絶的に美しくて、おそらく内部空間も面白いに違いないと思うのだが、一般の人=ぼくでは、中には入れてもらない。)

(追記。書院群の中で最初に建てられたのは古書院だけで、後に、二代トシタダ婚礼の時に中書院が、ゴミズノオ上皇が来訪する時に楽器の間と新御殿が、増築によってその都度付け足された。おそらく庭園も同様で、最初から統一されたプランがあったわけではなく、付け足して、付け足して造られ、結果として、あんな奇妙な空間ができたのだと思う。)