●社会を変えるのは政治でも経済でもなくて技術なんじゃないかと最近思うようになってきた。技術こそが経済や政治を変える。で、資本主義というのは、技術の発達に対して制約を設けない社会体制だからこそ(技術の発達による生産力の成長を織り込まないと経済がまわっていかないからそれを制約しない)力をもち、世界を覆い尽くした(覆い尽くしてしまった)ということなのだろう、と。
だとすれば、技術の革新がありつづけ、それが強い力をもちつづける以上、資本主義は終わらない。ただ、資本主義を終わらせ得る何かしらの「新技術(あるいは技術的条件)」が出現した時は、その限りではない、ということにならないだろうか。技術の革新が、自分自身を支える条件であった資本主義を乗り越えるということがあり得るとすれば、それが唯一あり得る革命ということなのではないか、とか。いい加減な思いつきだけど。