●祖母の103回目の誕生日だけど、祖母は今年の一月に亡くなった。あ、今年はおばあちゃんの誕生日はないのか、と思う。
●インドのGenic.aiという企業が開発したAI「MoglA」が、トランプの当選を予測していたという記事(WEDGE Infinity)。もはや、人間の天才統計学者(ネイト・シルバー)のする分析より、AIのする分析の方が未来予測として優れているということか。
(記事は投票前---七日---に書かれたもの。記事を書いている人が、トランプは勝てないだろうという前提で書いているのが伝わってくる。)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/8143
●結局、データ量や計算量が莫大なものである場合、こういうやり方の方が予測が上手くいくということなのか。
《MoglAは2004年にサンジャブ・レイ氏が設立したGenic.aiという企業により開発されたもの。当初から選挙結果の予測を売りにしており、今年の米大統領選挙予備選ではヒラリー・クリントンドナルド・トランプという2人の勝者を正しく予測した。》
《MoglAは膨大なインターネット情報の中から「一般大衆がどれだけネット上で候補者のサイトにアクセスしたりその言動を引用したりしたか」を割り出し、その数値が高い方を評価する。しかしあくまで「数」が問題で、その内容については判断しない。》
《MoglAの予測は今回も正しいのか。結果は今週出るが、レイ氏は「もしトランプが負ければ、インターネットによるデータ収集、分析というAIの判断基準そのものが否定されることになる」と語る。ネット上でトランプに関心を示した人がそもそも米国選挙権がない、必ず選挙に行くとは限らない、など様々な要素はある。しかしこれまで正しく予測を続けたAIにとっても、トランプ氏というのは「大きな壁」のようだ。》
●記事を読むかぎり、今回たまたま当たったということではなく、過去、ずっと当て続けている、ということになる(そうとしか読めないように書いてある)。MoglA というAIがどの程度の過去から稼働し、選挙の結果を何回当てているのかは分からないけど。
●英文の記事(BUSINESS INSIDER)。
http://www.businessinsider.com/artificial-intelligence-trump-win-2016-10
《ほとんどのアルゴリズムプログラマーや開発者の偏見に苦しんでいますが、MoglAは自分の環境から学び、ポリシーレイヤーで独自のルールを開発し、データを破棄することなくエキスパートシステムを開発することを目指しています。》(googleの自動翻訳)
やはり、人間(天才であっても)が介在しない方が上手くいくということなのか……(2008年のオバマ以上に高い確率でトランプの勝利を予測している)。