●『この世界の片隅に』のキャラのなかでは、ぼくは径子さん(周作の姉)が好きだ。この人の声や呉弁のイントネーションとか、すばらしくてずっと聴いていたい。で、検索して知ったのだけど、この声をやっている尾身美詞という人は、元キャンディーズ藤村美樹の娘だ、と。
あと、すみの役をやっている潘めぐみの声や喋り方は(これは、攻殻の「新劇場版」でも思ったのだけど)、あまり良い意味ではなく耳につく、というか、鼻につく感じなのだけど、でも、ずっと聴いているとそれが説得力になる。これくらいの癖の強さがあるから、すず=のんと拮抗できるという感じもある。あまりいないタイプのおもしろい声優だと思う(この人も、母親が偉大な人なわけだが)。
●ふと思い出したのだけど、ぼくは、小沢健二ではこの曲が好きだった。「地上の夜」。
https://www.youtube.com/watch?v=dMrKu0-YYLg
●(言いわけ)いろいろ気になる展覧会がはじまっているけど、この週末は原稿書いているから行けない。最近「原稿書いてる」ばかり言っていて売れっ子アピールみたいだけどそういうわけではなく(そういうわけであるはずもなく)、そろそろ終わりに向かっているけいそうビブリオフィルの連載が、事前に考えていたネタを既にすべて使い果たして、その都度考える未知の領域にはいっていて、これを三週間に一回書いているから、それ以外に長めのものを一つでも抱えると、それだけでけっこういっぱいいっぱいになる。