●けっこう長いけど、最後まで通して観てしまった動画。特別におもしろいことが話されているというほどでもないけど、話題になっている曲を、すぐその場でキーボードで再現しているところがよかった。
YMO ( Yellow Magic Orchestra )の 全キャリア を menon さんと語りつくす【 新春 レコード 演談 】【 文学YouTuber ムー 】
https://www.youtube.com/watch?v=zv5FjuOgchw&t=1s
●リアルタイムでは特にYMOファンではなかった。当時はみんながYMOを聴いていたから、自分も聴いたというくらいの感じで、山下達郎とか大瀧詠一の方が好きだった。ただ、坂本ファンではあった。坂本ソロのレコードはすべて聴いていた。ソロの仕事だけでなく、アレンジワークが好きだった(特に大貫妙子のアレンジ)。「サウンドストリート」を毎週聴いて、録音もしていた。
(記憶では、79年か80年くらいの時期、NHK朝のニュースのオープニング曲がYMOだったと思うのだけど、検索してもそのような記述をみつけられなかったので記憶違いかもしれない。)
頻繁に聴くようになったのはわりと最近のことで、YouTubeで様々な時期の演奏や曲が沢山聴けるようになって、特に、79年のワールドツアーの演奏---昔、レコードで聴いていたのとぜんぜん違う---が好きになってから。あと、YMOの曲のピアノカヴァーみたいな動画がけっこうあって、それらによって、聴き覚えのある曲の知らない側面を改めて発見させられたということもある。
例えば下の動画のような演奏。
YMO 1979 LIVE at THE BOTTOM LINE
https://www.youtube.com/watch?v=rQ1ZAUh0vqw
(YouTubeにアップされているYMOのライブ録音は、おそらくほとんどが違法アップロードで、「黙認されている」という感じだと思われるのだけど、そういう録音が一体どのような経路から流出するのか---そして、なぜ黙認されているのか---不思議だ。そのおかげで、貴重な録音を聴くことができているのだが。)
ワールドツアーより前の、78年のお披露目ライブみたいなもの(?)の録音がYouTubeにあった(司会者つき)。10曲中5曲が坂本曲で坂本色が強い構成(細野曲、高橋曲は1曲ずつ)。ラヴェルとピンクレディーの曲を演奏しているところもレア。
YMO 1978 LIVE at KINOKUNIYA HALL
https://www.youtube.com/watch?v=cJ55qxrzh4w
●「ソウルトレイン」に出演して「Tighten up」を演奏(エア演奏)するYMO。
Yellow Magic Orchestra - Tighten Up + 1980 Interview
https://www.youtube.com/watch?v=CT1st0QZPNE
アーチー・ベル&ザ・ドレルズによるオリジナル。やはりオリジナルの方がかっこいいか。最初の、ンフッ、ハッ、という息づかいから既にかっこいい。
Archie Bell & The Drells - Tighten up (1968)
https://www.youtube.com/watch?v=Wro3bqi4Eb8
ウルフルズによるカヴァーもよい。
ウルフルズ TIGHTEN UP~しまっていこう~
https://www.youtube.com/watch?v=o-U-ijJVb5g
ピチカートファイヴの「万事快調」は、ベースがほとんど「Tighten up」(ちょっと違うけど)。この曲をはじめて聴いた時、あ、YMOだ、と思ったのだけど、さらにオリジナルがあったことを後で知る。
Pizzicato Five - Tout va bien
https://www.youtube.com/watch?v=En98fBUppZU
●ピチカートファイヴの「引用」とオザケンの「引用」がどう違うかという問題。ピチカートファイヴは元ネタを知ってもほとんどがっかりしない(なるほど、それをこう使うのか、と思う)けど、オザケンは元ネタを知るとかなりがっかりする(「つかみ」として機能する美味しいところをまるごとそのままもらってきちゃってんじゃん、と思う)。「ONE LITTLE KISS」って、そこがそのままでアリなのか! と思ってしまう(深掘りする熱心な音楽ファンということでもないのに、こういうのを知ってしまうのもYouTubeのせい=おかげ)。
Clean Up Woman - Betty Wright (1971)
https://www.youtube.com/watch?v=TPVk-m1Pr4s
Jackson Five - I Will Find A Way