2023/09/23

⚫︎小説を書いていると日記が全然書けない。それ以外のことにまったく頭が回らないし手がつかない。すごく辛いけどとても楽しい。あと一息だと思うのだが、どうやら最後まで行き着けそうだという安堵と、楽しい時間がもうすぐ終わってしまうという寂しさ。早く終わらせて楽になりたいのに、終わって欲しくない。

(これはおそらく、今まで「群像」「早稲田文学」「ことばと」に書いてきた短編シリーズの最後の作品になると思うのだが、これを書きながら、今までと少し違う、もう少し長いものを書けそうな、その書く感じを、掴めたとまではいえないが、そこにチラッと触れられた感じはある。これは単に幻だという可能性もあるが、このような幻を見ることをくりかえすことで何かを掴んでいくしかない。)