2023/09/29

⚫︎小説、なんとか書けた。九月中に書くと約束しているが、30日にはVECTIONのリモート会議があって、頭を使ってヘロヘロになるので、本日中に書き上げないといけない。最後のブロックを書いて、ようやく終わったと思って頭から読み直してみたら、最後の方がぬるっと抵抗なく終わってしまう感じで、最後の盛り上がりの部分は良いとして、そのブロックの前に、何かを持ち堪えるような、流れを一度おしとどめて地層を褶曲させるようなブロックが必要だと思うが、頭は既に相当疲労して、これは今日中は無理かとも思ったのだが、気を取り直してなんとか捻り出して書き、改めて最初から読み直したら、感覚的にしっくり来たので、これでよしとする。

書き足した部分以外は、頭から順番に、一つ文を書いたら、その次の文を考えるという風に、一つずつ積み上げていったので、後からつけ足した部分が浮いた感じになっていないかやや気になるが、自分で読んだ限りでは「よし」だと判断した。

(というか、書き出しの部分は、十二年前に書いて、続きが書けなくてそのまま放置してあったもので、だから主人公の「わたし」は四十四歳なのだが、その放置してあったものに、ふと、一文書き足してみたら、というか、ふと書き足せてしまい、そうしたら、その続きが書けた。その一文は、《気づくと男は立っていた》という、なんということもない文なのだが、前の文の連なりとの関係で、ある「飛躍の仕方」みたいなものがそこで掴めた感じ。)

メールを送信し、ああ、楽しい時間が本当に終わってしまった、と、しばらく呆然とする。