●かなり時間をかけて、熱中して日記を書いていたのだが、けっこう長く書いてしまってから、途中でふと、こんなことが書きたかったのではなかったと気づいた。書きたかったのは、こんなつまらないことではないのだ。しかし、その、書きたかったことの感じは、すでに「長く書いてしまったこと」によってかき消されて、消えてしまっていた。書き出しの部分になら、多少はその「感じ」が残っているのではないかと、読み返してみたのだが、それでも思い出せない。せっかくここまで書いたのだからと、書いた分を読んでみたけど、やっぱり面白くない。というか、あきらかに言いたいことがずれてしまっている。
こういうことは、よくあることだ。仕方がないのですべて消した。きっとそのうち、また思い出すだろうけど、書いたものは消しておかないと、またそれに引っ張られて道を間違ってしまいそうだったから。
外はもう'(二日の)朝だ。だいぶ雪が積もっている。
●土鍋で米を炊いて、朝ご飯にした。土鍋で炊くと、少量なら十分もあれば炊きあがるから、食べたいときに炊きたてが食べられる。炊きたてならば、おかずは何もなくても、ご飯だけでおいしい。米とインスタント味噌汁だけで、充分に幸福な食事になる。でも、余っていたネギの切れ端を刻んで、醤油とオリーブオイルをたらして(最近ウチにはオリーブオイルがある !)、ご飯にのせた。こんぶ茶を飲んだ。