2024-11-01

⚫︎全然知らなかった(し、観てもいない)のだが、ちょっと前に話題になった映画『関心領域』の監督は、ジャミロクワイの「ヴァーチャル・インサニティ」のMVの監督なのか。あのMVには、こんなこと起こり得るのかととてつもなく驚かされたし、歴史に残る傑作だと思うのだけど(潜在的に無茶苦茶影響を受けていると思う)、あれは何か元ネタ的なものがあるのだろうか。いきなりあの発想が出てきて、それをあのクオリティで実現するなどということができるものなのだろうか。

Jamiroquai - Virtual Insanity (Official Video)

https://www.youtube.com/watch?v=4JkIs37a2JE

以下、Wikipediaの「ヴァーチャル・インサニティ」の項から引用。床ではなく、壁が動いているのか。

ケイが最初に出したアイデアは、動く舗道のように床が動く空間で歌うものだった。このビデオの2年前に作成した「スペースカウボーイ」のミュージックビデオは固定されたカメラの周囲でケイがダンスするもので、これが好評だったため、ヴァーチャル・インサニティではそれを拡張した感じにしたい意向があった。

グレイザーの台本は正六面体のような無機質な空間を水圧で動かそうと言う構想だった。このような空間を動かすモーターや装置には28万ポンドかかってしまい、空間が動いているかのようにコマ撮りするのも1曲分のコマ撮りはコストがかかりすぎるため、スタッフとアイデア会議をしていたところ、あるスタッフが床は動かさずに壁を動かす案を出し、グレイザーはそれを採用し、準備にとりかかった。撮影の前日にグレイザーはケイに電話し、床ではなく壁を動かす事にしたと伝えた。ケイは「え?」と思ったが、撮影はもう翌日なので特にそこで質問したり議論せず電話を切った。

「スペースカウボーイ」のMVの発展系なのか。これはカメラが自動的に回転しているのだが、これを床が自動的に動いている感じに変換しようとしたというこだろうか。ここから「ヴァーチャル・インサニティ」のMVに行くのは、かなり大きな飛躍だ。

Jamiroquai - Space Cowboy (Official 4K Video)

https://www.youtube.com/watch?v=GXUcb_hFMP0