●目白の日本女子大で、中沢新一勉強会。今回は『カイエ・ソバージュ2 熊から王へ』について。以下で、ustの録画が見られます。
http://www.ustream.tv/recorded/20500203
例によって、ぼくはほぼ「居るだけ」という感じだけど、ぼくにとってここでの話はすごく刺激的で、いろいろと目が開かされる感じなので、とても貴重な場です。この勉強会から帰ると、この人の本も読まなくては、あの人の本も読まなくては、となる。西川アサキの名前を知ったのも、この勉強会で「郡司ペギオの弟子に面白い人がいる」と聞いたのが最初でした。
例えば、『熊から王へ』と『魂と体、脳』と『デカルト・ポップズ・スピノザ』(上野修)は、あつかっている対象もアプローチの仕方もそれぞれ全然違うけど、そこには共通した問題意識というか、問題の形がある。遠く離れているようにみえるものの間に通路があり、その通路を辿ってゆくことで、今までとは違った深さとひろがりをもった世界像がたちあがってくる。この勉強会に参加させてもらうことを通じて、ぼくはそのような興奮を感じている。