●土曜に磯崎憲一郎さんとのトークがある。磯崎さんと人前で話をするのは三度目で、一度目は「組立」という展覧会のイベントで、小説家の磯崎さんと画家の古谷が話すという感じで、二度目は、ぼくの二冊目の本が出た時のイベントで、小説家の磯崎さんと評論家の古谷ということにはなるけど、この時はまあ、二人とも「小説の読者」として話したように思う。で、今度は、小説家の磯崎さんと小説家の古谷が話すということで、いや、自分のことを小説家というのはおこがましいのだが、つまり、小説を書く人として小説を書く磯崎さんと話すということになる。だから特にどうだということはないのだけど、このイベントが決まった時点では、たんに磯崎さんと話をするということで、そこをあんまり意識していなかったけど、今更ながら改めて、そういうことになるんだよなあと思ったのだった。