●お知らせ。「新建築 住宅特集」六月号「特集/密集市街地の住まい」に、柄沢祐輔設計の清水高志邸「s-house」についてのテキストを書いています。
https://www.japan-architect.co.jp/jp/backnumber/book.php?book_cd=201406&x_book_search=1&x_keyword_search=&book_name=JT&book_year=&keyword=&magazine=&special=&book=&x_page=1
「s-house」については、2011年に清水さんや柄沢さんと中沢新一読書会でご一緒させていただいた頃からその構想はいろいろ聞いていたのだけど、話を聞いても、とんでもないものを作ろうとしているのは分かるけど、具体的にどんな形になるのかなかなか想像できなくて、去年、青山のギャラリーで建築模型の展示があって、そこでようやく、ああ、こういうことなのか、と納得したのだけど、実際に完成した家にお邪魔させてもらうと、模型を観た時に「こういうことなのか」と思った感じのはるか上に行くようなすごい空間になっていた。ああいう空間の経験というのは、ちょっと他ではしたことがない。公共のスペースではなく個人の邸宅なので、すごいからみんな絶対に観に行った方がいい、とは言えないので、テキストでは、その時に自分が経験した感じを出来るだけ具体的に書き、その経験を分析するように書くことに努めました。