●日本民芸館で芹沢硑介展を観た。三月に展示のために尾道に行った帰りに、倉敷の大原美術館に寄ってから帰ったのだが、そこで気になったのが芹沢硑介の作品で、で、今日、日本民芸館に行ったらたまたま展覧会をしていたのだった。
http://d.hatena.ne.jp/furuyatoshihiro/20150319
●日本民芸館の展示は、部屋ごとに文脈分けされているのだけど、それとは別に、通路やロビー、階段の踊り場などに、文脈も説明もない展示があって、例えばアフリカの仮面の隣に東洋の壺や器が並んで展示されていたりするのが、普通に人の家の玄関とか床の間みたいで面白い。展示室のなかにも、何の説明もなくただブツがどかっと置いてあったりするのもあって、何だかわからないけど何の説明もないなあ、みたいにして観る、美術館や博物館とはちがう面白さがあった。
掛け軸になっている水墨画で、どうみても下手な絵に見えるのだけど、すごく不思議な描き方がされているものがあって、これは何なのかなあと思っても、何の説明もなく作者の名すらない、とか。