●新しい「早稲田文学」(2017年初夏号)が届いた。フィクション特集に「わたし・小説・フィクション/『ビリジアン』といくつかの「わたし」たち」というテキストが載っています。文芸誌にある程度まとまった分量のテキスト(二万二千字くらい)が載るのは久しぶり。『ビリジアン』(柴崎友香)について、そして、「あなたは、翌日私に会いにそこに戻ってくるでしょう。」(津田道子)、「私のようなもの/見ることについて」(谷口暁彦)、「Recursive Function Space」(小鷹研理、森光洋)について、つまり、フィクションについて、「わたし」について、書きました。メディウム・スペシフィック的ではないフォーマリズムの実践の一つであるつもりです。
●アマゾンでは5月9日発売になっているし、まだ書影も出ていないけど、実物が届いているので目次だけなら見せても問題ないですよね。
(円城塔と西川アサキが会って話してるというのは、それだけですごい事件だと思うのだけど。あと、西川さんによる「苦痛の貨幣から魅了されない権利へ」は、現代思想ブロックチェーン特集に載ってたやつのつづきですね。)