2021-05-06

●neteはいろいろ評判の悪いプラットホームになってしまったけど、74本も記事を投稿していて、これを全部移動させるのは面倒なので、しばらくはnoteへの投稿を続けるつもり。で、そのnoteの全体のヴュー数がようやく10万を越えた。切りのいいこの機会にリンクを貼っておく。

note.com

noteには基本的に、(1)過去の(美術)作品写真と、(2)雑誌などに掲載されたもので本になる予定のないテキストの、二種類を投稿している(すべて無料で見られます)。

●『大豆田とわ子と三人の元夫』の第四話で、市川実日子が浜田信也と食事して楽しかったと言ってたのは実は嘘で、ばっくれていたことを松たか子が知って、その後、喫茶店でパフェを食べてる市川実日子松たか子が対話する場面がすごかった。こんなセリフの応酬がありえるのかということにびっくりする。小津映画の野田高梧か、というくらいすごい。「人のことは言うよね」「人のことは言うよ」とか「そういう意味でいったんじゃないよ」「そういう意味で言っていいよ」とか。

●また、ドラマ冒頭で松たか子が、子供の頃に書いた「もうひとつの人生」という文言の「書き初め」を片付けの途中で発見するという小さなエピソードがあるが、もしかすると今後、並行世界展開(SF展開)というのもあり得るのか。このドラマのことだから、あり得ないとまでは言い切れない。

そもそも、三人の元夫との生活というのが、三つの異なる並行世界とも言えるし、娘が、医者になるという目標を諦めて、若いうちに金持ちと結婚すると言い出したのも「もう一つの人生」だし、松田龍平市川実日子への思いを貫いて松たか子と結婚しない並行世界もあり得るので、SF展開なしでも、充分に並行世界を意識させるドラマ構造ではあるが。