2021-07-01

●メモ。VECTIONの掬矢さんから教えてもらったニュース。

香港リンゴ日報、ブロックチェーン技術で生き続ける 検閲に対応

https://jp.reuters.com/article/hongkong-security-apple-daily-blockchain-idJPL3N2O6205

《ハイテク分野で働く男性のホー氏(21)は今週、分散型のファイル貯蔵プラットフォーム「ARWeave」にリンゴ日報記事をアップロードし始めた。》

《「BitTorrent」と同様、ARWeaveはファイルを細かい情報に分解し、世界中の匿名コンピューターのオープンネットワークに分散させる。ARWeaveは自らを「決して忘れない集団所有のハードドライブ」と称している。

24日時点で、ARWeave上には4000本以上のリンゴ日報記事がアップロードされている。》

Mastodonからアーカイブにアクセス出来るようになっている。

https://liker.social/@dappledaily

●PCは、据え置き型のものを一台持っているだけだ。そしてスマホも使っていない。つまり、ウェブにある文章を読む時は常に、PCの置いてある机の前に座り、頭と画面とを平行に保てる姿勢をつづけなければならない。これで、長くてハードな文章を読むのはつらい。だから、(主に拾ったPDFファイルなのだが)一定以上の長さをもつハードめの文章はいちいち紙にプリントアウトする。すると、紙が大量に出現し、プリントアウトした紙の文章は本よりも整理するのが難しい。もちはこびも大変だ。

紙の本は場所をとるだけでなく、必要な時になかなか見つからない(「検索」というのはなんと便利な機能なのだろうと思う)。広いスペースに沢山の本棚を並べられるのならば整理も可能だが、狭いスペースにごちゃごちゃっと置くと、奥にある本の取り出し困難度合いはどんどん増すばかりだ。集中力が乏しく頭も高性能ではないので、本を読む時には、沢山の色のペンを使って、線を引いたり書き込みをしたりするという行為を通じて文章への気持ちの繋がりが途切れないようにする必要があるため(そうしないとすぐに気が散ってしまう)、電子書籍にはどうしても抵抗がある(目が滑ってうまく読めない)。ただ、紙の本は果てしなく増え続けるので、軽めにさくさく読めるような新書やそれに類する本に限っては電子書籍でもいいのではないかと思うようになってきた。

(とはいえぼくには、難解な文章も、平易な文章も、「文章を読む」ということはどちらもほぼ等しく簡単ではない。本気で集中しないと「文」が読めない。)

(最近きまぐれで、つげ義春の短編集を買ったのだが、マンガで文庫サイズだと、絵が小さいという不満も勿論あるが、字が小さすぎてとても読めたものではなかったのだった。そして、電書ならば大丈夫ではないかと気づいた、ということもある。)

以上の二つの理由から(主に前者だが)、安いタブレット型PCが欲しいとなんとなく思っていた。とはいえ、iPadが欲しいなどという贅沢が言える身分ではない。そんな時、アマゾンが「Fire HD 8」という、一万円で買える、そして値段の割りには使えるという評判のタブレットを出していることを知り、試しに買ってみることにした。そして、少し使ってみて思ったのは、これは、アマゾンが人々から情報をごっそりと抜くことを目的につくったデバイスではないかということだ。たしかに便利だが、使えば使うほどアマゾンに情報をもっていかれている感がすごい。安いものには安い理由があり、それを使うということは、その分なにかを売り渡しているのだな、と思った。

(普段使っているPCでは、グーグルに情報を持っていかれまくっているのだから、同じと言えば同じかも。)