2023/01/28

●Stable Diffusionに自分の作品の写真を取り込んで、「Henri Matisse Painting」「Pablo Picasso Painting」という語で変換してもらったら、やけに楽しい絵が出てきた。上がぼくの作品、真ん中かマティス変換、下がピカソ変換。

(どちらもあまり変わらないようにも思うが、ピカソの方が形がカクカクしていて抽象度が高く、絵具の塗りが強調される傾向にあり、マティスの方は、形がフニャッと柔らかくて具象性が高いというくらいの違いがある、か。あと、色はやや燻むんだな、と。ここで出てきた絵はとても楽しい感じだけど、一歩間違うとDeepDream的な悪夢の方へ雪崩れ落ちかねない危うい気配も薄っすらとある気もする。)

(いや、最初は、やたらと楽しい絵が出て来たと思っていたが、長く観ていると徐々に、統合を欠いた狂気のようなものが見えてきて、だんだん落ち着かない、怖い感じになってくる。やはり、自分の絵が一番落ちつくな、と。それが、わたし=人間の限界でもあるのかも。)

(変換すると、自分の絵がこうであることの必然性―-自分がやりたいこと-―は消えてしまうのだな、と思うと同時に、自分からは絶対出てこないものが出てくることの面白さもあると思った。変換して出てきた絵に、自分が影響されるということもあるだろう。)

この辺の細部とか、すごく面白い。

上の四枚が「Henri Matisse Painting」、下の四枚が「Pablo Picasso Painting」。