2023/10/03

⚫︎どうでもいいような話。ホックニーには一貫して「人物」への関心があり、ポートレートを描きつづけているが、画集(「Hockney`s Pictures」)をパラパラ観ていると、時代によって関心のありようや描き方が微妙に違っているのがわかって面白い。90年代にはわりと素朴なリアリズムに寄せていて、美大受験生のデッサンみたいだとか思ってしまう。60歳前後の既に大家である画家が、こういう素朴にうまい絵を描いちゃうのは珍しいのではないか。そういうところが「自由だなあ」と思う。