2024/02/25

⚫︎連続講座の2回目のスライドをぼちぼち作っているのだが、映画のカット割りを見て、空間の三次元見取り図をそこから作り、二つを突き合わせて、見取り図の中にカメラの位置と人物の配置をワンカットずつ書き込んでいく、というようなことをしていると、新たな発見があって面白いのだが、分析している映画が有名な古典なので、こんなこと既にやっている人が絶対いるだろうと思い、「車輪の再発明」をしてしまっているのだろうとも思うが、アカデミズムの世界の住人ではないので、先行研究を調べるより自分でやっちゃった方が面白いし、自分でやった方が早いので、まあいいかと思う。

(ただ、やっている分析は同じようなものでも、動機はおそらく違うと思われるので、導かれる結論も違ってくると思われる。その映画を「虚の透明性」の例として分析する人は他にはいないだろうから。)

⚫︎PCをMacに変えてからブルーレイが観られないという問題がずっとあって、とはいえ、レンタルDVDの店も近所では全滅したし、持っているブルーレイディスクも数枚くらいしかないから放置していたが、次の講座でアピチャッポンの『光の墓』を取り上げたいと思っていて、ブルーレイのソフトは持っているのに観られないと困るので、Macでブルーレイが観られるアプリを買った。

⚫︎次回の講座で「何をしようとしているか」についてのイメージ映像として、ミシェル・ゴンドリーが作ったカイリー・ミノーグの「Come Into My World 」のMVを最初に見てもらおうかと思いついて、このMVが出たのが2002年だということに驚いた。あれからもう20年以上経っているのか…。

Kylie Minogue - Come Into My World (Official Video) [Full HD Remastered] - YouTube

この時期のミシェル・ゴンドリーのMVはとても面白く、影響を受けた。正回転と逆回転とが真ん中で出会って反転するCibo Matto「Sugar Water 」とか、音の要素をキャラクター化して、そのまま視覚化したDaft Punk「Around the World」とか。

Cibo Matto - Sugar Water (Official Music Video) | Warner Records - YouTube

Daft Punk - Around The World (Official Music Video Remastered) - YouTube

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