新宿で待ち合わせ。アルタの前っていう超ベタな場所で。大学の同級生で最近展覧会が終わったという人が何人かいたのと、結婚した人がいたので、合同打ち上げ&結婚おめでとう、というところ。ぼく個人としては、多人数の宴会というのはどうも駄目で、人と話すとか飲むとかなら2〜3人くらいで地味にぼそぼそと、という性分なのだけど。
大学を卒業して7年にもなるのだったが、なにしろ狭い『ギョーカイ』だったりするので、結構いろんなところでちょこちょこと擦れ違っていて、そんなに久しぶりということはないのだった。
普段食べ慣れていない『イイもの』を食べたせいか、それとも、このところ急に暖かくなって薄着にしたので冷えたせいなのか、お開きにしてJR新宿駅まで歩いてきたところで、いきなり腹が痛くなってトイレに駆け込む。超情けない。というか、電車に乗り込む前で、トイレがすぐ近くにあってよかった、という状態。(食事中の方、すいません。)
とても田舎でさみしい所に住んでいる女の子を送るために回り道をしたので、帰ったのはかなり遅く。でも、明日は朝早いのだった。
行きの、新宿へと向かう電車の中、相も変わらず『無罪モラトリアム』を聴いていたら、うとうとしてしまい、眠りと目覚めの中間あたりのぼう洋とした拡がりのなかで、耳もとから『幸福論』のエフェクターを通した声が頭の中に侵入してきて、ぐらぐらして、ほとんどトリップ寸前まで行くのだけど、眠りと目覚めの中間状態はそう長くは続かず、ずぐに眠りか、目覚めかのどちらかの方へ振れてしまい、トリップには至らないのだった。