08/03/16

●今日は、ぼくとほぼ同世代の人気有名アーティストと、ベテランというか、日本美術史上には必ず名前がみられるだろう大御所のアーティスト二名と、ぼくの四人という、どう考えてもぼくだけ「格」として釣り合わない、不思議な取り合わせの座談会に出席してきた。「格」が釣り合わないという場違い感というかアウェー感だけでなく、このメンバーで本当にちゃんとまともに話が成り立つのかというような人選でもあって、事前にはかなりの不安があり、緊張もあったのだけど、人気有名アーティスト(基本的にこの人がメインの企画、考えてみればこの人が一番不安だったのかも)の、配慮の行き届いた進行のおかげもあって、なんとか座談会として成立したのではないかと思え、ほっとした。ほっとしたと同時に、どっと疲れた。(激論、みたいなものを期待する人には肩すかしかもしれないけど。)人気有名アーティストは、この後ももう一本インタビューがあるとのことで、売れっ子はパワーが違うなあと思った。
名前を伏せてあるのは大した意味があるわけではなく、約一ヶ月後に出る雑誌の企画なので、今の時点でネタをばらしてしまわない方がよいのではないかということで、発売時には改めてお知らせします。
(ぼくだけ「格」として釣り合わない理由は、人気有名アーティストがあっさりと明かしてくれて、まず最初に岡崎乾二郎さんに依頼して断られ、次に松浦寿夫さんに依頼して断られ、三番手としてぼくのところに話が来たらしい。「そのライン」の末席ということで、ローテーションの谷間の谷間の、困った末の大抜擢みたいなもので、こんな機会は滅多にないのだけど、それでも、これに乗るべきなのかどうか、正直ぼくもかなり迷いました。でも結果としては面白かった。)