●明け方、ニワトリの声を聞いた。今のアパートに越して六年くらいになるけど、はじめてだった。近所で誰か飼いはじめたのか。
●トウモロコシを送っていただく。蒸して食べた。
●黄色いパプリカと、赤いトマトと、緑色のきゅうりを、ざくざく切って、塩とオリーブオイルをかけて食べた。色を食べているみたいだった。
●部屋を出て、ツタヤで借りていたDVDを返してから、線路の反対側にある喫茶店まで行く場合、まず、アパートの前の三叉路の一番右の道をゆく。道は弓のように曲がりながら緩やかに下っている。しばらく行くと道は突き当たり、左へ曲がると下り、右へ曲がると上りになっている。右へ曲がるとすくにまた突き当たり、切り立った斜面沿いの道に出る。そこを左に曲がる。右手は上って行く斜面、左手には段差があり、道よりも低い位置に家々が並ぶ。この道も弓なりに曲がってつづく。途中に三角形の空き地があり、大きな栗の木と祠のある地蔵がある。右手の斜面が急に遠のき、左手の地面もせり上がって、唐突に平坦な土地に出る。そこから、細い私道のような路地に入ってゆく。平屋の古くて小さい家屋が並び、家の前には発泡スチロールの植木が並び、玄関の引き戸は開けっ放しで、中からテレビの音が聞こえる。路地を抜けて少し行くと小さな公園があり、面積にそぐわないほど大きな樹がそびえている。子供を遊ばせている母親の傍らで、中学生くらいにしか見えないガキがタバコを吸っている。公園のすぐ先がツタヤの駐車場。一階が本屋で二階がレンタルなので、建物に入ってすぐ左手にある階段を上る。
ツタヤから駅までは、割合と大きな道路が、右に軽く反りながらずっと下っている。駅とは逆方向も大きな公園までずっと上り坂がつつき、風通しが良い感じ。通行量に割には、人とすれ違うのも困難な細すぎる歩道をずっと下ってゆく。単調な道。ここでは視覚的にも「下り」が強く意識される。このまま行くと踏切に突き当たるのだが、駅に近い踏切はなかなか開かないので、適当なところで右に曲がって、駅へと回り道をする。駅の階段を上り、改札の前を通って、線路の向こう側への階段を下りる。駅の「栄えている方」に出る。パチンコ屋の前を過ぎ、マクドナルドと吉野屋を過ぎ、ラーメン屋を過ぎ、コンビニの角を左にまがると、1ブロック先に喫茶店がはいっている建物がある。喫茶店は二階にあるので、階段を上る。踊り場があって、左に折れる。上り切ると、右手に自動ドアがある。
●シャマランの新作の予告編(http://www.youtube.com/watch?v=SxbHooiZRGE)。今回のはちょっと予算の規模が大きいみたいで、しかもアクションシーンとかもあるみたいで、期待と不安が半々な感じ。日本ではいつ観られるのだろうか。アメリカで思いっきりコケたりしたら日本では公開されない可能性もあるかも。