●夢。なにか、自己循環的で、しかも決定的と思われる文(それは夢のなかでしか再現出来ないような論理構造で出来ている)を思いついてしまい、その文の内部に巻き込まれて出られなくなり、車酔いしたように気持ちが悪くなって、何度も目が覚めては、また眠ろうとして、眠るとまたその自己循環に巻き込まれるのだけど、その、寝たり起きたりを繰り返している、そのこと自体が浅い眠りの夢だったのだと思う。
●いやな夢。けっこう長くつづくごちゃごちゃした夢を見ていたのだけど、その間じゅうずっと、左手の甲の、親指のつけ根あたりが切れてじわじわ血が出ていて、絆創膏を貼ってもぬるぬるした血のせいですぐに剥がれてしまって、いつも自分の血でなにかを汚してしまわないか気遣っていなくてはならなくて、鬱陶しかった。