●『バタフライ・エフェクト』を、実はいまさら初めて観たのだけど、どこかでみたことがあるように感じて(もちろん、『シュタインズゲート』の元ネタの一つなのだろうけど)、ああ、そうか、『僕だけがいない街』に似ているのだ、と気付いた。
時間が戻ってやり直すというネタだけでなく、この映画の前半を貫いている「感情」というか「動機」が、『僕だけが…』の元になっているのではないかと思った。『バタフライ…』と『僕だけが…』を比べると、元ネタからどうやってオリジナルな物語へと展開させるのかという時の、一つの例として面白い(いや、本当に元ネタなのかは分からないけど)。ネタ以上に、その物語をひっぱる感情をどう作るのかが重要なのだということが分かる。とはいえ、『バタフライ…』は(確かにすごく上手くできているけど)ちょっとやり過ぎではないかと感じる。