●お知らせ。明日、3日付けの東京新聞夕刊に、熊谷守一美術館の31周年展についての美術評が掲載される予定です。
熊谷守一美術館は毎年この時期に○○周年展をやるので、特別感はあまりなく、何を置いても今観るべきということでもないのですが、三階にあるいつもは貸ギャラリーになっているスペースにも普段展示していないドローイングや書が展示されていたり、最近岐阜県に出来たという熊谷守一つけち記念館というところから借りた作品などもあって、普段とは違う作品も多く観られます。
あと、前回の美術評で取り上げた茅ヶ崎市美術館の青山義雄展は、まだ次の日曜日(5日)までやっています。こちらは、おそらくまとまった展示の機会がそうそうある画家とは思えないので、この展覧会を観ることを強くお勧めします。
熊谷守一がいて、青山義雄がいるということが、日本近代絵画の数少ない「救い」だとぼくは思います。
●五月に撮った写真、その二。